往年の「スティールヘッド」と最新の「XR」が合体!
スティールヘッドX-14が発売されたのは2000年のこと。世界女王だったアニカ・ソレンスタムが使用して勝利を積み重ねたこともあり、日本でも爆発的な人気となった。
![画像: こちらはスティールヘッドX-14プロシリーズ。こちらも名器の誉れ高い](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/08/26/146e4867dee3ed0bc30b8aec0cc78b9a62f8de98.jpg)
こちらはスティールヘッドX-14プロシリーズ。こちらも名器の誉れ高い
2001年には「プロシリーズ」がラインナップに追加。やさしさはそのままにつかまりを抑え、構えた印象もスッキリさせたこちらのモデルもプロアマ問わずに大人気となった。同一モデルのフラッグシップモデルとプロモデル、双方が名器として名を残す、稀有な例のひとつだ。読者の中にも使ってたという人が少なくないかもしれない。
![画像: X-14プロの構えた「顔」。今見るとさすがにちょっと野暮ったさを感じないでもないが、それでもやっぱりいい顔だ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/08/26/191f3fb8a1b006c57cdd66799f2f9d713b382385.jpg)
X-14プロの構えた「顔」。今見るとさすがにちょっと野暮ったさを感じないでもないが、それでもやっぱりいい顔だ
その「スティールヘッド」が、キャロウェイの最新モデル「XR」と融合して生まれたのが、2016年8月25日に発表となった「スティールヘッドXR」だ。スティールヘッドのやさしさはそのままに、最新技術でさらに使いやすく、飛距離性能を高めたモデルとなっているそうな。
往年の形状に、最新技術を詰め込んだ
![画像: こちらが最新モデルのスティールヘッドXR。見た目にもちょっと垢抜けた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/08/26/1abf1fba2c4b9b4606a5b96a82500efc64e22cc4.jpg)
こちらが最新モデルのスティールヘッドXR。見た目にもちょっと垢抜けた
具体的にどう変化したのかといえば、反発性能を高めたカップフェースの採用、オフセット(フェースが引っ込んでいる度合い)の番手ごとの調整、打感の改良などがなされたという。
スペック的に見てみると、スティールヘッドX-14の5番アイアンのロフトが26度(プロシリーズは27度)であるのに対し、スティールヘッドXRのロフトは23度と、ほぼ1番手分立っている。そして、旧モデルに比べてアップライト(ソールとシャフトが作る角度=ライ角の数字が大きい)で、少し長い。このあたり、15年の時を経たアイアンの「基準」の変化を感じさせる。
15年の時を経て、ずいぶんスッキリ顔になった
![画像1: 15年の時を経て、ずいぶんスッキリ顔になった](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/08/26/073b41d2b11f230b90962bebe3f8539c90350c44.jpg)
構えた顔を見てみると、だいぶスッキリしていることがわかる。印象的には往年のモデルを思わせるが、比べてみるとかなりシャープだ。技術・素材の進化を思わせる。
![画像2: 15年の時を経て、ずいぶんスッキリ顔になった](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/08/26/c2421fe52328711b4e69b6dfd7299520ad09c366.jpg)
貫通したホーゼルにシャフトを挿す「S2H2デザイン」もキャロウェイならでは。ソールのバックフェース側に異素材が組み合わさっていたりして、サイボーグ感というかメカ感というかがずいぶん増している。
かつてX-14やX-14プロシリーズを使っていたという人も、そんなの知らないよという人も、ちょっと注目したいこのアイアンは2016年9月下旬発売予定。6本セットで9万6000円+税から。