2016年の秋、最大の注目クラブといえばタイトリストの「917D」シリーズ。その全貌を明らかにすべく、同社の展示会に突撃取材してきました!

名器「915」はさらなる進化を遂げたのか⁉︎

915シリーズといえば、バリバリのツアーモデルでありながら、一般ゴルファーでも「打てる」と評判を呼び、アスリートゴルファー向けクラブの代名詞となった名器。917は、その後継モデルという位置付け。まずはどんなクラブなのか、ざっくりと見ていこう。

460CCでやや丸型の「917D2」

画像1: www.titleist.com
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460CCのフルサイズで、D3に比べて投影面積も大きい917D2。フルサイズならではのミスヒットへの強さと、高い打ち出し角を誇る。アダム・スコットが現在使っているドライバーでもある。

440CCで洋ナシ型の「917D3」

画像2: www.titleist.com
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いわゆるひとつの「洋ナシ」型の締まった形状。弾道は中弾道で、スピン少なめの強い球で飛ばせるモデルが「917D3」だ。

さらなる調整機能が加わった

917シリーズのドライバーは917D2と917D3の2タイプ。ソールデザインでまず目を引くのは、前モデルである「915」から引き続き採用されたソール前方の大きな「溝」。

画像: アクティブリコイルチャンネル2.0という名の溝。ヘッドをたわませ、それを反発に変えるテクノロジーで、特にオフセンターヒット時に効果を発揮するという

アクティブリコイルチャンネル2.0という名の溝。ヘッドをたわませ、それを反発に変えるテクノロジーで、特にオフセンターヒット時に効果を発揮するという

さらに、なんといってもソール後方に配置された「シュアフィットCG」という重心調整システムだろう。

画像: シュアフィットCG。重量調整ならびに、ヘッドの手前側、先側に重量を振り分けることで、打点位置や弾道の調整を行うことができる

シュアフィットCG。重量調整ならびに、ヘッドの手前側、先側に重量を振り分けることで、打点位置や弾道の調整を行うことができる

画像: さらなる調整機能が加わった

これがあることにより、重心をトウ(先)側、ヒール側(手前)側にそれぞれ移動させることができる。当然ながら重心位置も数ミリ単位で移動して弾道に影響を及ぼす。だけでなく、上の図のように、打点にも影響を与えるという。

画像: ホーゼル部分での調整機能も健在

ホーゼル部分での調整機能も健在

画像: シャフトも当然、選べる。左から純正シャフト、スピーダーエボリューションⅢ、ツアーAD TP、アッタスパンチ、ディアマナBF

シャフトも当然、選べる。左から純正シャフト、スピーダーエボリューションⅢ、ツアーAD TP、アッタスパンチ、ディアマナBF

従来のホーゼル部分でのライ角、ロフト角の調整に加え、今回はヘッド重心も調整可能になったことで、より最適な弾道を得られるというわけだ。2タイプのヘッド、5種類のシャフトの選択肢に加え、ホーゼルでのライ角、ロフト角調整、最後にシュアフィットCGでの弾道調整を加えて、自分にとっての「最適弾道」を導くというイメージだ。

ヘッドの色が「グレー」になった

画像: 左が917D2、右が917D3 www.titleist.com

左が917D2、右が917D3

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地味ながら大きな変更と言えるのが、ヘッドのカラー。前作はグロッシーなブラックだったヘッドの色が、917ではグレーに変更されている。

画像: 往年の大名器「983K」をちょっとメタリックにしたようなヘッドカラー。写真は917D3

往年の大名器「983K」をちょっとメタリックにしたようなヘッドカラー。写真は917D3

これは、アドレス時に自分自身の姿が映りこむのを嫌うプロからの要望があったのだそう。プロゴルファーから絶大な信頼を受ける同社ならではの工夫と言えそうだが、ここは好みの分かれる部分ではもあるかもしれない。

2016年秋発売のドライバーの中でも再注目といっていいだろう917Dは2016年10月21日発売予定。価格は7万5000円+税〜。ドライバーと同時に、フェアウェイウッド「917F2」「917F3」も発売。こちらは前作よりもより「飛距離」に重点を置いた設計になっているそうで、こちらも楽しみなクラブになりそうだ。フェアウェイウッドの価格は4万3000円+税〜。

※2016年9月9日、誤字を修正しました

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