1980年、日本人選手がメジャー制覇に迫った試合があった。全米オープン。ジャック・ニクラスと4日間同組でラウンドした青木功は、72ホールの死闘の果てに惜しくも帝王の前に敗れ去る。勝ったニクラスのスコア「272」は当時のトーナメントレコード。そのスコアカードのマーカー欄には、4枚すべて「ISAO AOKI」の署名があった。その戦いの舞台こそがーー今週の全米プロの舞台、バルタスロールGCなのだ。
画像: 1980年の全米オープンは全米オープンの歴史上屈指の名勝負と今も称えられる

1980年の全米オープンは全米オープンの歴史上屈指の名勝負と今も称えられる

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PGAツアーの公式ツイッターが配信した画像に写っているのは、ジャック・ニクラスが1980年に今週の全米プロ開催コース、バルタスロールGCで勝った際の4日間のスコアカード。右下のマーカー欄に4日間同組でラウンドした「ISAO AOKI」の署名が見える。スコアカードは今も静かに激闘の余熱を秘めているようにも思える。

マスターズ、全英オープン、全米オープンに比べるとちょっぴり地味な印象が正直に言ってある全米プロだが、今年の開催コースは36年前に青木功プロが世界の頂点にあと一歩のところまで迫ったコースなのだと考えると、実に感慨深い。バルタスロールGC。その地を舞台に、今度はどんなドラマが生まれるのだろうか。

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