2016年のヨネックスレディスを制したタイのチュティチャイの手には、見慣れないドライバーが握らていた。どうやら日本のカスタムクラブらしいけど、あれナンジャイ?
知る人ぞ知る、その名は「バルド」
![画像: チュティチャイが使用したバルドの「コンペティチオーネ568」 baldo.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/06/06/9792d8094ea8d28805e12410069db028c819ee45.jpg)
チュティチャイが使用したバルドの「コンペティチオーネ568」
baldo.co.jp調べてみると、そのドライバーはゴルフクラブをパーツで販売する「カスタムクラブ」業界で「飛ぶ」と有名な姫路発のブランドであるバルドの「コンペティチオーネ568」というモデルであることがわかった。しかしまた、どうしてタイの選手が姫路のドライバーを?
「米女子ツアーで活躍するタイ選手で、ポルナノン・ファトラムという選手がいるのですが、実は彼女はバルドのクラブを使ってくれているんです。チュティチャイは、ポルナノンの影響で、使ってくれているんです」と説明してくれたのは、昨年からタイに輸出を開始したという同社代表の梅本伸昌さん。チュティチャイはクラブ契約がフリーなこともあり、今後アイアンなど他のクラブもテストしてもらう予定だという。うーん、まさに「縁あって」という感じだ。ところで梅本さん、このクラブどんな性能なんでしょう?
![画像: ハードに見えて、使うとやさしいとのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/06/06/665c6ee22b3bbbee3d410deb203431e024cc3568.jpg)
ハードに見えて、使うとやさしいとのこと
「420CCとやや小ぶりなのが特徴的なヘッドです。見た目はとてもシャープで、よく『難しそう』と思われるのですが、実は重心距離が短く深い。すなわちつかまりがよくてミスヒットに強いクラブなんです」(梅本さん)
ちなみにお値段はヘッド単体で6万5000円(税別)。シャフトが組まれた完成品だと10万円以上と少々お高い。けれど、ヨネックスレディスの優勝賞金は1260万円。その優勝に貢献したと考えれば、「その価値がある」と言えそうだ。
![画像: なにはともあれチュティチャイ、おめでとう!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/06/06/76bcad2dd7be5202783678257603b5575e42463a_xlarge.jpg)
なにはともあれチュティチャイ、おめでとう!
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