全部同じ長さ(7番アイアンの長さ)のアイアンを使用して全米アマに勝ち、自らを「ゴルフの科学者」と称する異色のプロ、ブライソン・デシャンボー。PGAツアーの二部「ウェブドットコムツアー」の練習グリーンで披露したパター練習が、いかにも科学者っぽい!
カップは無視! 「転がりと傾斜の関係」だけをチェックしている?
![画像1: twitter.com](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/09/12/147654717564a76f82c2e4a4ea7e6ed6b8537b9e_xlarge.jpg)
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さてデシャンボーはなにをしているのだろうか。足元にはライン。ボールのすぐ先にはティペグが埋め込まれているようで、打ち出し方向が厳密に管理されていることがうかがえる。さらに、打ち出し方向の延長線上には1ヤード刻みだろうか、ティペグが規則的に立てられている。模式図にするとこうだ。
![画像: カップは無視! 「転がりと傾斜の関係」だけをチェックしている?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782741/rc/2016/09/12/69b05561c7d9b64d6f3d24f229ef000fe566925b.png)
おそらくデシャンボーがチェックしているのはタッチごとの曲がり幅。ある程度傾斜が一定なフックラインにタッチを変えて打ち出すことで、タッチごとの曲がり幅を確認しているのだと思われる。もちろんこの練習をすれば距離感も同時に磨かれることになるだろう。
「入った/入らない」「寄った/寄らない」という“結果”ではなく、傾斜に対してどれくらいのタッチで打つとどれくらい曲がるかの“データ”をひたすら収集する、結果にコミット、ならぬデータにコミットした練習法が、最終的には結果にもつながることになる。僕らも大いに取り入れたい練習法だ。
ちなみにこの試合、デシャンボーは優勝した。
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