ナイキがゴルフクラブ事業からの撤退を発表したのは2016年8月のこと。以来、タイガーやマキロイといった契約プロが「今後、なにを使うのか」がゴルフギア業界のホットニュースとなっていたが、そんな中、当のマキロイがPGAツアープレーオフ第2戦のドイツバンク選手権で優勝。使ったクラブは?
平均312.9ヤードをカッ飛ばしたドライバーは「ナイキ」
マキロイが使用したのは昨シーズン末から愛用するナイキのベイパーフライプロ(ロフト10.5度、ディアマナS+70 XTS)。ボールはナイキのレジンツアープラチナムという絶対の信頼を置く組み合わせで、平均を20ヤード上回る312.9ヤードの圧倒的飛距離でコースをねじ伏せた。
パーオン率73.61%のアイアンも、「ナイキ」
この試合のマキロイのパーオン率は73.61%と極めて高い数字を記録(平均は68.44%)。このショットを支えたのがナイキのVRプロブレード(4I〜9I、プロジェクトX7.0)。4本セッティングされているウェッジも自ら開発に意見したというナイキの“エンゲージ”を継続使用。3W、5Wも同社のベイパースピードを使った。
平均パット数1.604(1位)のパターは「スコッティ・キャメロン」
マキロイが唯一変更したのがパター。長くナイキのアンサータイプを使用していたが、全米プロでのパッティングの不調を受けてスコッティ・キャメロンのマレット型パター「セレクトニューポートM1マレットツアープロトタイプ」という長い名称のものに変更。
「インパクト時に、少しだけ長くフェースがスクェアを保ってくれる」と好感触を得て、優勝に大きく貢献した。
信頼するナイキのクラブで優勝を果たし、年間王者争いの最前線へと躍り出たマキロイ。彼の「バッグの中身」は今後も世界中のゴルフファンの注目のマトになりそうだ。
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