日本プロゴルフ殿堂顕彰者ーーいわゆる殿堂入りプレーヤーたちのスウィングをご紹介。今回は、「関西のドン」こと杉原輝雄のスウィング。
身長162センチ、体重60キロの体躯で、全員180センチを超える青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」を向こうに回してレギュラーツアー54勝。その実績を支えたのは、圧倒的な練習量に裏打ちされた正確無比なショットにあった。
飛ばないもんはフェアウェイの光ってるとこへ打てばええ。
フェアウェイの光っているところとは、ティグラウンドからグリーンの方向に芝を刈った、芝が「順目」になっている場所を指す。そこを狙って打てばよく転がるというわけだ。アドレス時に両腕が作る五角形をインパクトまでキープするその正確性を極めたスウィングあらばこその、言葉だと言えよう。
杉原輝雄(1937-2011)
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