熱戦が続くリオ五輪女子ゴルフ。世界のトップ選手たちに、野村敏京、大山志保の日本勢が絡み大変盛り上がっているわけだが、なかでも注目は超無名のインド人プレーヤー、アディティ・アショク。彗星のように現れた彼女、一体何者なの?
インドの18歳。世界ランク462位。プロ1年生。
アショクはインドの18歳。彼女の経歴は「初」または「唯一」あるいは「最年少」づくしだ。まずアショクは今回のオリンピックゴルフ競技の最年少プレーヤー。そして、インド人女性唯一のゴルフ競技参加者でもある。
アショクは2015年に欧州女子ツアーのツアースクールに挑戦し、最年少の17歳で突破。2016年にプロ転向。欧州女子ツアー初のインド人プレーヤーとなった。そして、オリンピックが終わればすぐにアメリカに飛び、米女子ツアーのクオリファイ(予選会)に挑戦するという。
キャディはお父さん。夢はプロゴルファーで、ジャーナリスト
アショクのキャディはお父さん。ただし仕事は、「クラブを拭いて渡す」「ボールを拾って拭き、それを渡す」ことだけだとか。マネジメントはすべてアショク自身が行うという。
また、アショクはジャーナリストになるという夢も持っている。プロとして戦いながら大学にも通い、ジャーナリストにもなりたいのだとか。うーん、ここまでくると才色兼備プラスαといった感じだ。
インドの人口は12億超。だがゴルフコースは200程度しかなく、その多くは軍の施設内にあって普通はプレーできないともいう。そんな環境の中から、超新星のように現れた18歳。彼女の今後の活躍に注目していきたい。