きっかけは月刊ゴルフダイジェスト2016年9号掲載の連載記事「にっぽんのベスト100を探そう」。そこで取り上げられていた伊勢原CCがとにかく面白そう! というわけで、ゴルフライターが自腹で探検してきました。

そこは厚木ICから20分。交通至便の「秘境」

厚木ICから約20分。都心から1時間という立地で、山裾の地形を活かした高低差が特徴の伊勢原CC。強烈なアップダウンとトリッキーなレイアウトは、漫画家のとがしやすたかさんが「日本の奇コース・ベスト5に入るんじゃないか」と驚嘆したほどだ。

12番。ひたすら打ち上げていくパー4

とくに凄いのはINコース。ご覧のINコース12番ホールは、スキー場かと見紛う急激な上りのパー4。
距離は短いが、打ち上げが強烈で、小さなグリーンに乗せるのは難しい。ピンの上につけてしまうと、強い下りのパットやアプローチが残ってしまう。山裾だけに、傾斜が見た目よりも強いことが多いのだ。ただ、ここはまだこの後待ち構えるホールに比べれば「普通」の部類。

「登山」の次は「谷底」へ。13番ホール

グリーン上の人が豆粒のようだ。13番ホール

ひたすら打ち上げの12番を抜けると、今度はセカンドを谷底に向かって打つような打ち下ろしの13番ホールへ。うーん、すごいレイアウト。

ここは漫画の世界なのか。密林の中にグリーンひとつ、14番ホール

さながら漫画「オーイ! とんぼ」の世界か

14番ホールは、山の中にグリーンとティーグランドだけがあるような、さながら漫画に出てくる難コースのよう。唖然とするようなロケーションがこれでもかと続くのが、秘境とも形容されるこのコースの魅力だ。

ゴンドラに乗って向かおう。天空の名物ホール、17番ホール

急勾配の場所はゴンドラで移動。景色も一緒に楽しもう

名物の17番ホールでは、なんと70mの打ち下ろし。220ヤード打てば、グリーンを直接狙えるというスリル満点のパー4だ。さあ、ゴンドラに乗ってティグラウンドに向かおう。

絶景!

17番の手前では、相模湾を一望できる景観が楽しめる。すごい眺めだ。

たどり着いた17番のティグラウンド。ワンオン、狙ってみる?

いつもよりボールを多めに用意して、Let's 秘境ゴルフ

OUTコースは、地形を活かしたアップダウンはそのままに、ダイナミックなコースレイアウトが楽しめる。2016年6月からは乗用カートが導入され、プレーが大いに便利になった。
11月には大山コースとの18ホール乗用カートプレーになるという。乗用カートごとゴンドラに乗って、大山コースに行くというアトラクション感覚満点のコースになる予定で、こちらも楽しみだ。INコースはその前にプレーしておこう。
フラットなチャンピオンコースだけではなく、狭くてトリッキーなコースには、また違ったゴルフの魅力がある。OBになりやすいので、ボールは多めに持って行こう。

※2016年8月9日15時25分、一部内容を修正しました