ジェイソン・デイが遠くに正確に打てる理由のひとつは、引き絞られた弓矢のようなコンパクトなトップにある。そんなトップのポジションをどうすれば作れるのか。デイとともにゴルフを学んだ、鳥井雄一郎コーチに教えてもらおう!

「サムズアップポジション」を身につけよう

「How’s it going mate(ハウズゴーインマイ/オーストラリア英語で“お元気ですか”)?  鳥井雄一郎です。ジェイソン・デイのように飛ばすためには、引き締まったトップを作るのは必須条件。トップでゆるんだり、過度なオーバースウィングになってしまうと、ダウンスウィングで十分なパワーとスピードを得ることができません」

「やっていただきたいのが、“サムズアップドリル”です。やり方はカンタン。アドレスで右手甲を親指を立てた左手甲に添えたら、右手で左手甲を押すようにして、トップのポジションを作るだけ。この時、トップの位置で左手親指がしっかりと上を向いた“サムズアップポジション”になっていることを確認してください」

「やっていただくとわかると思いますが、かなりカラダがキツく、窮屈に感じると思います。そのキツさこそが、パワーがたまっている証拠。そのようなトップが作れれば、ナイスショットの確率は大きくアップすると思います。ぜひ、試してみてくださいね! Good Day, Mate(グダイマイ/オーストラリア英語で“またね”)!」

画像: 親指を立てた左手の甲に、右手甲をあてがう。そのまま、バックスウィング。左手親指は上を向いた状態をキープ。かなり窮屈に感じるはずだが、それで正解。それこそが締まったいいトップだ

親指を立てた左手の甲に、右手甲をあてがう。そのまま、バックスウィング。左手親指は上を向いた状態をキープ。かなり窮屈に感じるはずだが、それで正解。それこそが締まったいいトップだ

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鳥井雄一郎(とりい・ゆういちろう)。1983年、北海道出身。高校卒業後渡豪し、ジェイソン・デイとともにコリン・スワットンの元でゴルフを学ぶ。ゴルフスタジオジーハート・ヘッドコーチ

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