「イングリッシュブレックファーストうどん(=ベーコンエッグうどん)」がはやっているらしいという噂がネットで話題になったのは2016年春ごろのこと。ベーコンエッグをうどんの上に乗せるというと「ゲテモノ」っぽい印象だけど、食べてみなくちゃわからない。
というわけで、つくってみました。材料がこちら
材料はいたってシンプルだ。冷凍うどん。厚切りのベーコン。たまご。それに、今回は2016年の開催コース、ロイヤル・トルーンを意識し、名物ホール「ポステージスタンプ」に見立てた油揚げ、グリーンとラフをイメージした長ネギを追加してみた。カイワレ大根と悩んだが、やはりうどんにはネギだ。
まずはベーコンを焼く。話はそれからだ!
まずはベーコンをカリカリに焼き上げる。使用する油は、少し悩んだがオリーブオイルを選択。夜食ということで、ここはヘルシーさを優先だ。大さじ2程度、やや多めのオリーブオイルで、ブロックから厚切りにしたベーコンを2枚、弱火で計5分ほど焼く。これをうどんに乗せると考えると、どこか背徳的な気分になるから不思議だ。
ベーコンを焼いた油で、目玉焼きを作ろう
ベーコンを焼いた油を利用して目玉焼きを作ろう。目玉焼きの作り方にはいくつかの方法があるが、もっともシンプルで失敗が少ないのが、「ひたすら弱火で焼く」という方法だ(その際、フライパンをごく軽くトントンとコンロで叩くと、フライパンに引っ付かない)。
これと並行してうどんを茹でるわけだが、料理に自信がなければ目玉焼きを焼いてからうどんを茹でても問題はない。ただし、黄身はレア状態が望ましい。というわけで焼くのは弱火で2、3分。
うどんが茹で上がったら、つゆをかけ(今回は市販の水で割るタイプのうどんつゆを鍋で温めて使用)、ベーコン、目玉焼き、ネギ、そしてあらかじめ表面を焼いておいた油揚げを加える。完成だ!
完成! 気になるお味は……
というわけであっという間に完成。いざ実食である。まずはカリカリに焼いたベーコンだけを食べてみると、ベーコンの脂と塩分を和風の出汁が中和してすこぶる美味! 麺と一緒に口に運ぶと、まるで沖縄料理のソーキそばのような印象。あっさりした出汁とモチモチしたうどんに、豚肉ならではの脂の旨みが合わさり、想像をはるかに超えるおいしさ。いや、これ本当にうまいぞ!
ベーコンはいいとして、エッグのほうはどうかといえば、これがまたいい。焼かれてカリカリになった白身が出汁の中でいい感じにふやけ、出汁の味を吸収して、うどん界にかつて存在しなかったとは思えぬ名脇役感を発揮。さらに、バックナイン(後半戦)に入ってからは黄身を突き崩すことによって「月見うどん化」し、うどん全体に旨みとマイルドさをプラスする。
結論を言おう。「ベーコンエッグうどん」は、アリかナシかでいえば100%「アリ」。ちょっとビックリするくらい美味であった。どれくらい美味だったかといえば……。
美味しすぎて、思わず2回連続で作ってしまった
サムズアップゴルフ読者にぜひこの「ベーコンエッグうどん」を作ってもらいたい。そして食してもらいたいとの思いから、思わず2回連続で作ってしまった。いや、嘘だ。単純に自分が食べたかったからだ。この味、本気でハマる……!
簡易バージョンなら、3分で作れる
【材料】
冷凍うどん(1玉)
ベーコン(1〜2枚)
卵(一個)
うどんつゆ(希釈タイプ、適量)
1.フライパンにオリーブオイル大さじ2を敷き、ベーコンを焼く。片面が焼けたらひっくり返して端に寄せ、同じフライパンに卵を落としてベーコンエッグを作る。
2.冷凍うどんを商品の指定に従って電子レンジで温める。
3.お湯を沸かして、うどんつゆを割る。
4.うどんとつゆを丼に盛り、ベーコンエッグを乗せる。お好みでコショウを振って完成。
この簡易バージョンで十二分に美味い。さらに、使うのはフライパンひとつだけなので、洗い物も楽チンだ。これなら、彼女や奥さんに頼まなくても自分で作れる! 全英のおともにベーコンエッグうどん、全力でオススメであります。