100年を超す歴史を持つ日本のゴルフ。その歴史を刻んできた名コースを紹介するシリーズの第一回目は、やはり日本初のゴルフ場「神戸GC」を紹介しなければならないだろう。

別荘でのだんらんから生まれたゴルフ場

神戸GCは、英国人の貿易商アーサー・ヘルケス・グルームによって作られた、日本初のゴルフ場です。ある夏、英国人が数名集まった際に出た「故郷を偲ぶためにゴルフ場を造ろう」という提案を元に、1901年に4ホールのゴルフ場を作りました。その後、1903年に9ホール、翌1904年に18ホールとなりました。

画像: 明治元年に22歳で来日した貿易商のアーサー・ヘルケス・グルーム

明治元年に22歳で来日した貿易商のアーサー・ヘルケス・グルーム

カゴに揺られて、お山の上のゴルフコースへ

六甲山頂にあったコースへの移動には、駕篭(カゴ)を利用していました。ちなみに運賃は50銭だったそうです。

画像: 駕篭(カゴ)に揺られてコースまで登っていた。

駕篭(カゴ)に揺られてコースまで登っていた。

また、「球ひろい」と呼ばれるキャディさんのような役割をしていた少年たちがいました。彼らは近在の少年たちで、この中からプロが生まれたそうです。

画像: ”球ひろい”と呼ばれたキャディは、近在の少年たちで、この中からプロが生まれた。

”球ひろい”と呼ばれたキャディは、近在の少年たちで、この中からプロが生まれた。

地形を活かした"英国憧憬"なコースたち

画像: 開場当時は土で作られた「サンドグリーン」であった

開場当時は土で作られた「サンドグリーン」であった

画像: 2番ホール/176ヤード パー3のコース 自然の起伏を活かした手作りのコースで、距離は短いがグリーンが小さく難易度は高い

2番ホール/176ヤード パー3のコース
自然の起伏を活かした手作りのコースで、距離は短いがグリーンが小さく難易度は高い

18ホール、4049ヤード、パー61。100年の時を超えたこのコースは、手作りの、だからこそ野趣あふれるゴルフ場として、日本にゴルフが伝来した当時の空気を21世紀の今もゴルファーに伝えてくれる。世界遺産のように、日本ゴルフ遺産を選ぶならば、いの一番に選ぶべきはこの神戸GCとなるだろう。

ゴルファーならば知っておきたい、日本のコースの歴史

日本には長い歴史を持つ美しいゴルフコースがたくさんある。ゴルフコースを知ることは、ゴルフの歴史を知ること。そして、まだ見ぬコースに思いを馳せるのも、ゴルフの楽しみのひとつなのだ。

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