ブリタニー・ラングのメジャー初優勝で幕を閉じた2016年の全米女子オープン。勝負を分けたのは、プレーオフ2ホール目でアンナ・ノードクビストがバンカーでソールをしたことによる2打罰を受けたことだった。メジャーの勝敗を分けた「一粒の砂」。その瞬間が映像に収められていた。
たしかに……動いている
たしかに、間違いなく砂粒が動いている。バンカー内では打つ前に地面に自分の手やクラブで触れたら2打罰が科される。ルールはルールで、これは仕方がない。ただ、今回の場合は後味が悪いのは、3ホールで行われたプレーオフの3ホール目3打目地点で選手にペナルティが告げられたということ。どのタイミングで告げるのがベストかはさておいて、「果たしてそのタイミングで合っているのか?」という疑念の声も湧いている。
15位からの大逆転を狙ったノードクビストは「それもゴルフ」と敗北を受け入れた。一粒の砂がメジャーの勝敗を左右し、ペナルティを「いつ告げるか」論争を燃え上がらせる。まさしく「それもゴルフ」だ。バンカーではソールしない。我々も普段から意識したいものですね。
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