日曜日にゴルフに行って、帰ってきてなにげなくテレビをつけたときにやっている番組といえば――そう、「笑点」ですよね。2016年5月に桂歌丸から春風亭昇太への司会交代劇、新メンバー・林家三平の登場と何かと話題です。ときに、今回の昇太で『笑点』司会者は6代目。初代が誰かご存知ですか? 2011年、泉下の人となった落語立川流家元の立川談志がその人。そもそも番組自体、談志の発案によるものだったそうです。

起こったことが「正解」だ。

さて『笑点』初代司会者の立川談志師匠、数多くの痛快なエピソードとともに、幾多の名言を残していまして、立川流一門の書籍を読んでいると綺羅星のごとく登場します。立川談春師匠のベストセラー『赤めだか』もそんな一冊。その中に談志師匠のこんな印象的な言葉が登場します。

画像: 「赤めだか」は2015年末にドラマ化もされた。

「赤めだか」は2015年末にドラマ化もされた。

「現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方がない。現実は事実だ」

談志師匠の言葉は、破天荒と伝えられる行動の数々から受ける印象とはうらはらにごくごく理性的、論理的でわかりやすいもの。ことゴルフに応用してみても、まったく無理がありません。

そう「現実が正解」なんですよね。花道絶好のライからザックリ。あれさえなかったら……とタラレバを、いくら言っても、もうザックリしている。それがその時点での現実であり、その時点での回答なんですから、良くも悪くも受け入れざるを得ない。

不必要に一喜一憂して心を波立たせない。そんなゴルファーになりたいものです。そのためにも、たまには落語なんてどうですか?

画像: 立川談志 芝浜* www.youtube.com

立川談志 芝浜*

www.youtube.com
コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.