テーラーメイドの新作、「M1」と「M2」。クラウンにカーボンを採用したコンポジット設計で昨年末から話題になっているクラブだが、ドライバーはもとよりフェアウェイウッドの評判が良いらしい。
賞金1位も世界ランク1位も「M2」
特に「M2」フェアウェイウッドが、ツアープロから高い評価を受けている。国内男子ツアーでは、すでに30名近いプロが「M2」の3Wや5Wをバッグに入れていて、その中には少なくないテーラーメイド契約外の選手も含まれる。契約をしていない選手が使用するということは、それだけ性能がすぐれているという証明でもある。
現在賞金ランキング1位のキム・キョンテも「M2」ユーザーの一人だ。世界ランキング1位のジェイソン・デイは、ドライバーが「M1」、3Wが「M2」という組み合わせ。パワーヒッターのダスティン・ジョンソンはドライバー、3Wとも「M2」を使用している。
飛ばない人は「5W」をチョイスしよう
男子プロに好評な「M2」だが、我々一般的なアマチュアにも恩恵はあるのだろうか。自身もすぐに「M2」を購入したという、ゴルフクラブに詳しいライター、児山和弘氏にきいてみたところ、「打ち出し角が高く、低スピンで飛ばせるクラブです。そうした性質のクラブは、難しくなることが多いのですが、M2は直進性が高く、ミスにも強いですね」とのこと。しかし、注意点もあるという。「スピン量が少なくなるので、基本的にはヘッドスピードが速い人向きですね。ヘッドスピードが40m/s以上はないとボールが上がらないかもしれません。その場合は、3Wではなく、よりロフト角の大きい5Wを使うといいでしょう」。
そしてもう一点、「重要なのはシャフトの選択です。日本仕様とUS仕様で20グラム前後違いがあります。軟らかくて軽い日本向けと、硬くて重いUS向けで、まったく性質が変わります。体力にあったシャフトを選ばないと、良い結果にはならないでしょう」とのことだ。
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