パー5を2打で上がること?

パーの数より3打少ないスコアでホールアウトすることをアルバトロスという。つまり、パー4を1打で上がってもアルバトロスだし、パー6のホールがあったとすればそのホールを3打で上がってもアルバトロスだ。別名「ダブルイーグル」とも。

ホールインワンよりも難しい。それがアルバトロス

お化けとホールインワンは滅多に出ないが、それ以上に出ないのがアルバトロス。日本女子プロゴルフ協会の公式サイトを見ると、国内女子ツアーの歴史上、アルバトロスは12回しか達成されていないということからも、その稀少性が理解されよう。ちなみに女子で複数回達成したのは有村智恵ただひとり。有村は2011年のスタンレーレディスでホールインワンとアルバトロスを同じ日に達成するという「1000万ラウンドに1度」とも言われる偉業を達成したことでも知られる(これは女子では世界初だった)。

画像: 2011年スタンレーレディスで同一日アルバトロス&ホールインワンを達成した有村。その後、見事優勝。

2011年スタンレーレディスで同一日アルバトロス&ホールインワンを達成した有村。その後、見事優勝。

サラゼンのマスターズでのアルバトロスが有名

1935年のマスターズ最終日。15番ホールでジーン・サラゼンの放ったセカンドショットはクリークを超えてカップへ。この奇跡の一打で追いついたサラゼンは、見事プレーオフの末優勝を果たす。15番ホールにかかる橋がその後「サラゼンブリッジ」と命名されたことからも、この一打の価値がわかる。

画像: 伝説のアルバトロスでマスターズ15番にその名を刻んだサラゼン(左)。右はバイロン・ネルソン

伝説のアルバトロスでマスターズ15番にその名を刻んだサラゼン(左)。右はバイロン・ネルソン

日本語だと「アホウドリ」

アルバトロスの日本語訳は「アホウドリ」。アホウドリは絶滅危惧種で、それくらい珍しいということなのだろう。ちなみにゴルフのスコアの多くは鳥の名前で称されるのだが、それはまた別の機会に……。

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