PGAツアーのプレーオフ第3戦、BMW選手権はダスティン・ジョンソンの勝利で幕を閉じた。全米オープン優勝、WGCブリヂストン招待優勝と好調をキープしているDJだが、実は今回の勝利はパターをチェンジしてつかんだものだった。
パターはジェイソン・デイモデルの限定モノ。でも、デイと「同じはイヤ!」
PGAツアーが伝えるところによれば、ダスティン・ジョンソンがパターを“限定モノ”であるスパイダーリミテッドに変えたのは、試合の直前のこと。ジェイソン・デイと同じ「スパイダーリミテッド」の赤バージョンをテストし、使用を決断。しかし、「ジェイソン・デイとまったく同じものを使うのはイヤ」ということで、キャディが持っていたグレーの同モデルと“物々交換”したのだという。
他人の使ってるクラブが気になるけど、まったく同じものはイヤ。この心理、僕らアマチュアだけかと思ったら、世界のトップも同じなのだ。恐るべし、ゴルファー心理。
ドライバーは、自身の全米オープン制覇の記念モデル
ドライバーもまた“限定モデル”だ。それも、自身の全米オープン制覇を記念して発売された記念モデルである「M1 460スペシャルエディション」。アメリカの国旗があしらわれ、白、紺、赤の星条旗カラーのヘッドが目印。自分の優勝記念モデルを使うって、DJ意外とお茶目だ。ちなみにロフトは11度。3番ウッドのロフトは17度だ。
我々アマチュアは、というか、モノ好きな人間はすべて「限定モノ」という響きにちょっぴり弱いが、ダスティン・ジョンソンにも同じ傾向がどうやらありそうだ。今世界で一番ノッてるゴルファーと言っていいDJ。限定モノのドライバーとパターで、年間王者獲得となるだろうか。