まずはちょっぴりハーブのお勉強から
「ヨーロッパにおいて、ハーブは古くから薬としても用いられてきました。メディカルハーブという言葉もあるように、ハーブと医療は密接なつながりがありましたし、健康維持や簡易的な民間療法としても、日常の暮らしに溶け込んでいます」
そう教えてくれたのはバスソルトで有名なクナイプ社のPR担当者さん。 「中世、ハーブ研究は修道院を中心に行われていたこともあり、クナイプの創業者であるクナイプ神父もハーブ研究をしていました。これが、クナイプがハーブをブランドの柱のひとつとしている所以でもあります」
「ハーブの精油(エッセンシャルオイル)を入れたお風呂に入ると、有効成分がさまざまな経路を通って脳や体内に入ります。これにより身体全体に有効成分が届き、心身両方の悩みを改善できると考えられているんです」
男性にとっては、「入浴剤=温泉の素」というイメージだ。温泉の素も最高だけど、ハーブの精油入りのお風呂は心と体にググッと作用する。というわけでここから先は、具体的な目的別に有効なハーブを見ていこう。
寝苦しいゴルフ前日でもぐっすり眠ろう。そんなときは「ホップ」がいいぞ
夏ゴルフの前夜、早く寝たいのになかなか寝付けない…! そんなときは、欧州では「眠りのハーブ」とも言われ、心をリラックスさせ、入眠作用があるとされるホップ。同様の効果のあるバレリアンなどが有効だ。炎天下ゴルフに睡眠不足は大敵。バスソルトの力を借りて、まずはぐっすり眠ろう。
炎天下ゴルフで肌が痛い! そんなときは「ヘイフラワー」
ヘイフラワーとは、牧草地などに生えているイネ科の草花たちの総称だそう。ヨーロッパではこの草花を蒸したものを温湿布のように皮膚に当てる「ヘイパック」という療法があるらしい。夏の炎天下ゴルフでダメージを受けた肌にピッタリというわけだ。
汗かいてヘトヘト…そんなときは「ウインターグリーン」
ウィンターグリーンとは聞きなれない名前だが、サリチル酸メチルを多く含み、鎮痛効果に優れたハーブだそう。夏ゴルフで溜まった疲れや腰痛などの悩みには、ウインターグリーンと血行促進効果に優れたワコルダーを含んだバスソルトが効果的だ。
ひどいスコアが出ちゃったよ! 心の疲れに「レモングラス」
活力・集中力アップと疲労回復、消化促進、夏バテ予防のレモングラス。抗うつ作用、緊張・不安の緩和、消化器系トラブルの緩和、抗菌作用・抗ウイルス作用のレモンバーム。ワーストスコアを更新してしまったような日の夜は、バスソルトの力を借りて心の傷を修復するのが吉だろう。
これもゴルフの「ギア」なのだ。そう考えると楽しいぞ、バスソルト!
いかがだろうか。状況や目的別に適切なものを選ぶという点では、バスソルトと14本のゴルフクラブはなんだか似ている。