この記事に登場するふたりの美女には共通点がふたつある。ひとつはゴルフが未経験である点。ひとつはこの秋に予定されているドラコン大会への出場を決意している点だ。一体彼女たちはなぜドラコンに向かうのか。その理由を聞いた!

ゴルフ歴3カ月弱。現在ヘッドスピード42メートル/秒!

一人目は山口裕加里さん。職業は会社員。現在、11月3日に東名CCにて幕を開ける、ドラコン大会「第二回ケン・コーポレーションカップ ドラコンフェスティバル」への出場を目指し、日夜トレーニングに励んでいる。

「父の会社の仕事を手伝っているのですが、昨年のケン・コーポレーションカップで主催の福田健蔵さんが会社の宣伝をしてくださったんです。それで何か恩返しができないかな……と考えたときに、自分自身が出場することに決めたんです」

と山口さん。しかし、ゴルフ歴は父と一緒に練習場に一度行ったきり。現在は父からの反対を押し切って練習場に通い、夜には素振り、昼はオフィスで懸垂や腕立て伏せに励んでいる。初めて練習場に行ったのは2016年4月29日。それから3カ月弱で、現在ヘッドスピードは42メートル/秒を記録したというから驚きだ。

「水泳と陸上、それにチアリーディングをやっていたので体力には自信があります」という山口さん。出るからには勝ちたいと、気合も十分。

始めたばかりとは思えないパワフルなスウィングを披露してくれた。現在の最高飛距離は「189ヤード」だ

「ドラコンに出るために始めたゴルフですが、今はどんどん興味が増していって、早くコースに出てラウンドしたいと思うようになりました。ゴルフはお金がかかるという意識があって、今、若い人の間ではお金を使わない生活がいいみたいな考え方もありますけど、お金がかかる分一生懸命働いて稼ぐとか、ゴルフを始めることで働き方も変化したり、もっと楽しくなるんじゃないかって思っています」

まだ「パターを持ったこともない」という山口さんが、ドラコンをきっかけにゴルフの魅力に気づいてくれたなら、サムズアップゴルフ的にはもちろん大歓迎だ。

ゴルフ歴(ほぼ)ゼロから3カ月で大会に出場

ふたりめに登場するのは岡本浩実さん。美容関係の会社の経営者である彼女は、昨年の「ケン・コーポレーションカップ」に出場している。岡本さんは、その試合にゴルフ暦“2カ月”で挑んだというからすごい。

経営者である岡本さんは、人生のテーマが「挑戦」。ドラコンにも持ち前のチャレンジ魂で挑んだ

「私の人生のテーマは“挑戦”なんです。なので、大会の存在を知り、素人でも出られることを知った瞬間に『私も出ていいですか?』とお願いしたんです。もちろん、わずか3カ月程度の練習で試合に出るのは失礼では? という思いもありましたが、それよりも挑戦してみたかったんです」

うーむ、すごい根性だ。美容関係の経営者だけあって、試合に出ると決めた後、次に考えたのは「何を着て行こう?」だったそうだ。そこでまずはウェアを揃え、クラブを買い、3カ月間独学で練習を重ねて試合に挑んだという。

「音楽がガンガンに鳴る中でスウィングするのは、緊張よりも楽しい! という感じ」だったというが、残念ながら規定の6球はすべてファウルとなり、「記録なし」に終わってしまう。「私の次の挑戦は、今年も試合に出て、今度こそ記録を残すこと」だと岡本さんは目を輝かせる。

ドラコンがゴルフの入り口になる日が来る……⁉︎

「ネタばらし」をすれば、この美女ふたりは共に「ケン・コーポレーションカップ」主催者であるケン・コーポレーション代表・福田健蔵氏がスカウトした「主催者推薦枠」。しかし、彼女たちはあくまでも自らの意思でドラコンへの熱意を高めている。

ゴルフ人口の減少がささやかれる昨今、ドラコンで味わえる非日常のスリルが、ゴルフの新たなる入り口のひとつとなる……かもしれない。