トップ選手の辞退が相次いでいるリオデジャネイロオリンピックのゴルフ競技。ロリー・マキロイ欠場の衝撃が冷めやらぬなか、ついに「世界ランク1位」までもが欠場を決めてしまった。

「家族はすべてに優先する」

Jason Day on Twitter

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世界ランク1位(2016年6月29日現在)のジェイソン・デイが公式ツイッターを通じて発表した五輪欠場の理由は、他の多くの辞退者と同じく「ジカ熱のリスク」だ。

今シーズンすでに3勝とキャリアの全盛期を迎えつつある絶好調のデイ。出場すれば押しも押されぬ金メダル候補だったが、彼の雄姿をリオで見ることはできない

「辞退の理由はジカ・ウイルス感染の可能性への懸念と、妻の将来的な妊娠や、未来の我が子への潜在的なリスク。僕は人生において、いつも家族を常に最優先に置いてきた」とデイ。オーストラリア勢ではすでにアダム・スコット、そしてマーク・リーシュマンが欠場を発表しているため、現時点での代表候補はスコット・ヘンドとマーカス・フレイザーとなった。アダムとデイならドリームチームだが……。

一方で女子は盛り上がってます。

LPGA on Twitter

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一方で、ゴルフに対し「待ちきれないわ!」ムード全開なのが女子。世界ランク1位、ニュージランドのリディア・コや、そのコを抑え、全米女子プロでメジャー初優勝を遂げたカナダのブルック・ヘンダーソン、日本の野村敏京らが登場する、アメリカ女子プロゴルフ協会の動画を見ると、本当に同じ競技なのかというほど男女でテンションが違う。

ゴルフの各国代表が決まる7月11日まで、残された時間はあとわずか。「誰が選ばれるのか」熾烈な争いが続く女子に対し、男子はすっかり「誰が辞退するのか」ばかりが気になってしまう、そんな状況になってしまった。

※2016年6月29日11時50分、誤字を修正しました