ナイキの新しいゴルフシューズ「ナイキ フライニット エリート」が2016年7月1日に発売される。この新シューズの特徴は、なんと言っても足首まですっぽり収まる“足袋”のようなデザイン。さらに、よ〜く見てみるとこのシューズ、「異端児」と呼びたくなる機能が満載だった。

【異端児1】ハイカット……なの?

ナイキらしい実に「とがった」デザイン

一見するとハイカットスニーカーのようなデザインに見えるが、現物を見てみると通常のゴルフシューズに足首を覆う足袋状の足入れ口がくっついたような印象。その足入れ口部分が柔らかく足首を包み込み、実際に履いた人の意見を聞いても履き心地は上々。短パンや、最近はやりのジョガーパンツに合わせたくなるデザインだ。

【異端児2】独自の素材はまるで“ニット”

アッパー部分のアップ。ニット加工であることがわかる

このシューズの素材は天然革でも人工皮革でもましてやキャンバス地でもなく、ポリエステル糸で織られたニット加工。これにより、シューズが足にぴったりとフィットし、なおかつ通気性が高くなっているという。「え、これ雨の日どうするの?」と思った方、おられるだろうか。私はそう思った。しかし、バッチリ防水加工されているというから安心だ。さらにこの素材の恩恵で、片足240グラム(25センチ)と超軽量になっている。

【異端児3】ソールデザイン&カラーも独特だ

かかと部分、センター部分、前足部分それぞれ独立した設計

ソールのデザインも面白い。スパイクレスでありながら凹凸はしっかり付いており、グリップ力は良さそう。普段ばきもギリギリ「できないことない」くらいのゴルフシューズ度。練習場には短パン、Tシャツで家から履きっぱなしで行けそう。

カラーは2色展開

カラーリングも特徴的だ。ゴルフシューズは一昔前、白もしくは黒、あるいは茶、くらいしか選択肢がなかった。それがまさか「グレー×黄色」と「黒×青緑」からカラーを選ぶ時代が来るとは……。白っぽい服装にはグレー、黒っぽい服装には黒が合いそうだが、ここは本当に悩ましいところ。

というわけで、実にナイキらしい“異端児”的存在感のゴルフシューズの中身は、最先端の高機能シューズであった。コースで履いたら目立ちそう!

【追記】全米オープンで、契約プロが早速履いてる情報!

Jonathan Wall on Twitter

twitter.com

このシューズの発表に合わせて、2016年の全米オープンで契約プロのブルックス・ケプカが早速着用している画像を、PGAツアーのギアエディターがtwitterに投稿。プロも着用するとなると、ゴルファー心としてはさらに気になってくる!

※2016年6月15日午前11時に再送