歴史に名を刻んだ名手たちは、必ず後の世に名言を残している。もしかしたらたった一言で僕らのゴルフ観を変えてしまうかもしれない。そんな言葉を、探しに行こう。
フェアウェイの幅は、ボールの幅があればいい
河野 高明
1967年 関東オープン選手権大会 竜ヶ崎CCでの一枚
1969年にマスターズに初出場すると、160センチ60キロの小兵ながら13位に食い込み、続けて出場した翌年は12位。その2年を含む5年間で4つのイーグルを奪う活躍をみせ、「リトル・コーノ」の名を轟かせた河野高明、絶頂期の言葉。無論、半分以上はジョークだろうが、仮に99パーセントがジョークだとしても残りの1パーセントはホンキ。ゴルフには、ぼくらアマチュアが想像すらもできない領域がある。それを教えてくれる、名言だ。
（河野高明 1940～2010）