現在、東京は麹町で開催中の「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展。入場無料かつ見ごたえたっぷりな内容で連日大盛況となっていると聞きつけて見学に行ってみると……ご婦人だけに独占させてはもったいない、男性も楽しめる内容でした!

それは、ルイ・ヴィトンと旅の歴史をたどる旅

ルイ・ヴィトンは1854年、世界初の旅行カバンの専門店としてパリで創業された。船旅から自動車での旅、電車の旅に空の旅と、旅の形態の変化に合わせてカバンも進化してきた。ゴルフも小さな「旅」だと考えれば、本展覧会はゴルファーと無縁ではない……はずだ!

シトロエンの創業者が結成したアフリカ探検隊のトランク

角が痛み、擦れて汚れたこれらトランク群は、自動車メーカー創業者、アンドレ・シトロエンが組織した探検隊のためのトランク群。ヴィトンといえばブランド品、というイメージだが、冒険のための道具と言われると、急にワクワクしてくるのはオトコのサガだろう。

アノ人が使ったバッグも展示〜板垣退助

展覧会の中には日本に特化したパートも。ITAGAKIと書かれたバッグは「板垣死すとも自由は死せず」でおなじみ、板垣退助が渡欧した際に購入したトランク。

アノ人が使ったバッグも展示〜白洲次郎

ゴルファーには「PLAY FAST!」のTシャツでおなじみの白洲次郎が使ったバッグも。右手前のスチーマーバッグは、現在でいえば「ジムバッグ」のようなものだとか。

「道具欲」をくすぐられる。

グルーミングセット。男子たるもの、身だしなみにはこだわりたいところ。

現代アートにも触れられる。

現代美術家・村上隆とコラボしたモノグラムの作品も展示。

これだけ盛りだくさんで、なんと入場無料。女性ならば確実に興味を持つであろう内容なので、奥様やガールフレンドを誘ってみては? その結果、ヴィトンのバッグをおねだりされてもTUG編集部は責任をもてませんが……。

旅するルイ・ヴィトン展は2016年6月19日まで。