300ヤードを超えるビッグドライブを連発して、『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』に優勝したレキシー・トンプソン。3日目にはコースレコードタイの「65」をマークし、飛ばしだけではない世界のトッププロの実力を証明した。その手にあったのが、一風変わったかたちのパターだ。
その名は「キュアパター」
このパターの名は「キュアパター」。大型ヘッドのトウ側とヒール側が大きく張り出し、その両端が非常に重くなっているのが特徴。ウェート調整によってさらに重くすることが出来、特大の慣性モーメントを得ることが出来る=パターが真っすぐ動こうとするので、ボールを真っすぐ転がせるのがウリみたいだ。
レキシーは、このパターの『RX5』というモデルを使用し、バーディーを量産。一時はクロスハンドにしていたが、この試合では順手に戻してグリップしていた。
ゴルフクラブに詳しいライター、児山和弘氏に聞いてみると、「実際に使ってみると、しっかりと重さがあり、ボールが真っすぐいく感じがあって、ショートパットに強そうです。ただ、打音には特徴ありますね。ここは好き嫌いが分かれそうです」とのこと。双眼鏡みたいな不思議な形状のこのパター、ちょっと気になる存在だ。